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Ed TSUWAKI (エド ツワキ)
Panspermia

2016.09.10-10.08

長らく世界的にモードイラストレーションの第一人者でもあるエドツワキ。彼が描く首の長い独特なフォルムの女性は広く知られています。
本展はフィールドに囚われない創作を続けてきた、彼の現時点でのひとつの到達点とも言える、マチエール豊かなペインティングによる新作の女性の肖像の数々、加えて,ANTIQUE ROOM 702とのコラボレーションにより生まれた最新作をお披露目します。
タイトルは、『パンスペルミア』は「地球の生命の起源は、他の天体から飛来した発生した微生物の芽胞が地球に到達したものである」という説より名付けられました。デジタルの先駆者だった彼が今、鉛筆で描く女たちは、ときに艶かしく、ときに愛らしく、ときに未来を思わせときにプリミティブ。彼女たちは独特で不思議な生命力が溢れています。
先頃、生誕半世紀を迎え、原点に立ち返るように描かれる「女の子」は、やはりエドツワキにとって重要なテーマであることが伺えます。 貴重な作品の数々を、この機会にどうぞご高覧ください。


アーティスト
1966年広島生まれ。独学で絵画やデザインを学び、1988年よりイラストレーターとして東京を拠点に活動を始める。
ベジェ曲線により描かれる女性の肖像は、日本の美人画の系譜とも評され、数カ国の『VOGUE』、『Wallpaper*』などの モード誌、ファッションブランド、百貨店、広告など国内外で起用されている。国際的に活躍する世界16ヵ国、30吊の作 品を紹介した書籍『FASHION ILLUSTRATION NOW』(‘99年 英 Thames & Hadson刊)に収録される。
‘01年から’10年まで自身のウエアブランド『nakEd bunch』のデザイナーを努めるなど活動の場を広げ,近年はコマーシャルアートに加え 即興性高いペインティング、陶芸作品の発表など、作品形態の領域は多岐に渡る